ポビドンヨードとは?どんなうがい薬に入ってる?効能・効果・副作用まとめ
こんにちは!
本日のニュースで
急に話題となった『ポビドンヨード』
と、いう聞き慣れない名前・・・。
一体、なんのこと?('Д’)
「うがい薬」が関係しているようですが・・・?
と、いうことで調べてみましたよ☆
今回は・・・
ポビドンヨードとは?どんなうがい薬に入ってる?
効能・効果・副作用まとめ
と、題しまして。
一体何で、どんな効果があるものなのか。
話題になったニュースも関連させながら、
お話進めていきますね('ω’)
では、早速どうぞ!!
ポビドンヨードとは
まず!!!なんで、この「ポビドンヨード」
という言葉が、 急に話題になったのか!!!
8月4日午後の会見で、大阪知事が発言した内容で
一気に注目されたんですって('Д’)
大阪府の吉村洋文知事が4日午後の会見で、うがい薬の成分「ポビドンヨード」で新型コロナウイルス感染症の治療効果が期待できることを確認したと発表したことを受け、同成分を含んだうがい薬を販売する明治ホールディングス(HD)の株価は急騰。都内のドラッグストアには消費者が殺到し、店頭から該当の製品が消えた。
ふーん・・・って、マジか!!!( ゚Д゚)
凄い発言力ですよね、もう店頭から製品消えとるやないか。
【コロナ禍】という言葉に、馴染みさえ覚えてきた
・・そんな中 『効果があるっぽいよ!!』なんて言われたら、
そりゃあ、注目されるに決まってますよね。
感染者が拡大してる今だから、なおの事でしょう。
それにしても、直ぐにまとめて買っちゃう日本人。
これで、普段使用していた人も。。。
「”マスクが消えた”の再来」かとがっかりしますね。
ではではでは・・・!
聞き慣れない、そしてちょっと言いにくい。
この 「ポビドンヨード」って一体なに?
というところから、お話しますね(^^)/
Wiki情報を抜粋↓↓
ポビドンヨード(英語: povidone iodine)とは、
1-ビニル-2-ピロリドンの重合物(ポリビニルピロリドン)とヨウ素の
複合体であり、日本薬局方にも収載されている医薬品(ヨウ素剤)である。
本品自体は暗赤褐色の粉末で、わずかな匂いがある。
通常、10%程度の水溶液にし、外用消毒薬として用いる。
液剤は黒褐色であり、ヨウ素の特異な匂いと味がする。
ポビドンヨードはWHO必須医薬品モデル・リストに掲載されている
殺菌剤の一つである。
医薬品のことなのでね、詳しいお話は
私からは出来ませんが(;’∀’)
外用消毒薬でもあり、
殺菌剤ということですね。
外用って書いてあると、「へ?飲んでいいの!?」
って思っちゃうのですが(;・∀・)
次でご紹介するお話で、
もう少し詳しく紹介していきますねっ!!
ポビドンヨードが入ったうがい薬
外用薬って言っても、うがい薬も外用薬でしたね!!
真っ先に「塗布」を思い浮かべてしまって(^^;
難しく言うと、口腔用薬といって
トローチもその仲間です。
そして、皆さん1度は必ず目にしているであろう
『イソジン』にも入っています。
私の家でも長年使用しているうがい薬は
イソジンです('ω’)
なんら知らずに使ってたのですね、
知らなかったです(;’∀’)
そういう方、実は多いのではないでしょうか?
気になる方は、一度お家のうがい薬の記載を
確認してみてくださいね(^^)/
ポビドンヨード効果・効能は?
アメリカのShelanski H.A.らによって1956年に開発され、
日本では明治製菓(現:Meiji Seika ファルマ(製造元)、販売元は明治)が
1961年に殺菌消毒剤及びうがい薬として医薬品としての承認を得た。
と、いうことなので勿論「医薬品」として
ちゃんと効果を得ているものです。
前提にね(^^)/
うがい薬としても、外科手術時の消毒としても
使用されている殺菌作用が強いものだそうです。
塗布後30秒~60秒の経過で最も殺菌力が
強くなるそうですよ。
即効では無く、 少し待つのが大事なようですね!
新型コロナウイルスにも効果があるとのことですが↓↓
軽症患者41人に1日4回うがいをさせたところ
4日目にはポビドンヨードを含むうがい薬を使っていないグループの
陽性率が40%だったのに対し、同成分を含むうがい薬を使ったグループ
9.5%に低下した。
ということだそうです。
ただ、うがい薬というのは
口腔内・喉の殺菌や消毒というのが
本来の目的なので、新型コロナに
どれくらい効果を発揮するのか!という検証は
特にする予定は無いそうです。
現在、手洗いやうがいが予防として大切だと
着目されていますよね!
実際、予防としては水だけでのうがいでも
特に問題は無いという見解もあるようです。
うがい薬は喋りすぎて喉が痛い時や、
喫煙後のイガイガ感など軽減されますし、
スッキリします。
また、親知らずで痛くて痛くて仕方が無かった時も
痛み止めと合わせて、 うがい薬を使うことも薦められました。
痛みが取れるのも早いし、口内炎などの炎症にも!
早く治る効果を発揮してくれることを実感しています。
殺菌と消毒なので、そう思うと予防として
日頃より取り入れる必要性は・・・
もしかして、あまり無いかも?
という気もしますね(゚Д゚;)
ポビドンヨード副作用はある?
さてさて、最後に気になるところが副作用。
https://www.shukugawa-naishikyo.com/
私は何も感じたことがありませんが・・・
この機会に調べてみました!!
Wikiに記載してある事例はコチラ↓↓
化合物としてのポビドンヨードと、その製品の副作用の評価は
同一ではないが、ポビドンヨードの製品であるイソジンガーグル液7%
(1ml中70mg含有、有効ヨウ素として7mg含有)の添付文書には
次のように記載されている。
【総症例1,166例中副作用発現は11例0.94%であり、
その内容は嘔気4例、口内刺激3例、その他不快感、口内のあれ、
口腔粘膜びらん、口腔内灼熱感各1例であった。(再評価結果)】
≪重大な副作用≫
ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、不快感、浮腫、潮紅、蕁麻疹等)(0.1%未満)が
あらわれることがあるので、観察を十分に行い、
異常が認められた場合には、直ちに使用を中止し、適切な処置を行うこと。
≪その他の副作用≫
・0.1〜5%の場合
口腔:口腔、咽頭の刺激感
消化器:悪心等
・0.1%未満の場合
過敏症:発疹等 注)
口腔:口腔粘膜びらん、口中の荒れ等
その他:不快感
※注)(過敏症の場合)症状があらわれた場合には、使用を中止すること。
と、いうように副作用が起きたという例が
あるようですね。
また、使用上の注意としてはコチラ↓↓
添付文書によると、本剤又はヨウ素に対し過敏症の既往歴のある患者
に対しては禁忌である。
また、甲状腺機能に異常のある患者には慎重投与となっている。
[血中ヨウ素の調節ができず甲状腺ホルモン関連物質に
影響を与えるおそれがある。]
ヨードうがい薬液による頻回のうがいは、以下の理由から推奨されていない。
・高い殺菌効果と引き換えにノドの粘膜の細胞も傷つけてしまい、
その結果、かえってインフルエンザを含む風邪をひきやすくなってしまう
らしいという結果が判明している。
・過剰なヨードの摂取によって、ウォルフ-チャイコフ効果、
すなわち甲状腺ホルモン合成が抑制されて、甲状腺機能低下を招く。
人によっては必ずしも良いというわけでは、
ないことがわかりますね。
他にも、薬のことに関しては
とっても敏感なはずの妊婦さんも注意です↓↓
うがいは感染症予防に有効ですが、妊婦さんはうがい薬に含まれている
「ポビドンヨード」と呼ばれるヨウ素の成分には気を付けてください。
この成分が入ったうがい薬を連用すると、普段の食事で海藻類から摂取する
量よりもはるかに多くのヨウ素を吸収し、
ヨウ素過剰症を引き起こすことがあります。
ヨウ素過剰症は、赤ちゃんの甲状腺機能の低下につながることもあります。
うがいは水でも十分に効果があります。
「喉が痛い」など、どうしてもうがい薬を使いたい時は、
アズレンが主成分の薬を使用するのが良いでしょう。
と、いうように母体には「ヨウ素」の過剰摂取が
胎児に影響を及ぼす可能性があるようです。
家庭に馴染みのある「うがい薬」ですが、
薬なので、注意・副作用を考慮した上で
使用しなければいけないということですね!
まとめ(あとがき)
最後までご覧いただき
ありがとうございました。
今回のお話がどなたかの参考となれば
嬉しく思います。
今日の内容を簡単にまとめてみました!
「ポビドンヨード」とは、イソジンなどの
うがい薬に含まれた「ヨウ素成分」の一つである。
殺菌・消毒の効果が高いが、新型コロナウイルスに
直接効果がある検証はされていない。
(ある程度の期待値はあり?)
『予防』というより、炎症がある時に効果あり。
副作用や使用上の注意も存在する。
人によっては使用を禁止されている場合もある。
特に妊婦の使用は十分な注意が必要となる。
・・・という感じでしょうか(^^)/
では、また次回('◇’)ゞ