新型コロナに『アビガン』が効く?実際の効果と、どんな薬なの?
感染者数が日に日に増えている
新型コロナウイルス。
世界の感染者数を見ていると、
もしかしたら日本って少ない方なのかも?
と、最近感じています。
勿論、他人事ではなく身近な恐怖ですが
実際には世界の爆発的な感染拡大を見ると
日本は拡大といっても爆発的ではなく、
抑制が効いていると思っています。
そして、日本の医療制度が厚い
ということが理由の一つとして
上げれそうです。
『え?検査受けれない人もいるのに?』
と、疑問が生まれそうな気がしますが
実は日本の医療制度のレベルとは
OECD(経済協力開発機構)加盟国の中で
最上位なんです。つまり1位。
「Organisation for Economic Co-operation and Development
:経済協力開発機構」の略で、
本部はフランスのパリに置かれています。
現在、OECDの加盟国は以下の35か国となっています。
(1)EU加盟国(22か国)
イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フィンランド、スウェーデン、オーストリア、デンマーク、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、アイルランド、チェコ、ハンガリー、ポーランド、スロヴァキア、エストニア、スロベニア、ラトビア。(2)その他(13か国)
日本、アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、スイス、ノルウェー、アイスランド、トルコ、韓国、チリ、イスラエル。※ OECDは、80年代を通じて24か国の加盟国により構成されていましたが、90年代に入り、メキシコ(94年)、チェコ(95年)、ハンガリー(96年)、ポーランド(96年)、韓国(96年)の5か国が加盟、更に2000年にはスロヴァキアが、2010年にはチリ、スロベニア、イスラエル、エストニアが、2016年にはラトビアが加盟し、35か国となりました。
なんでも、英国の医療人材派遣会社
IDメディカル社による
2019年の医療制度ランキングでは
日本が1位だったんだそうです。
そのランキングで
基準となった内容は、こちらです。
- 医療費
- 病院ベッド数
- 医師数
- 看護師数
- 平均余命
などのデータが元となっています。
医療制度の世界ランキングでも
190か国中、日本は10位と上位なんです。
その点から見ても、日本は決して
医療に関して世界に劣っていないといえます。
むしろ、豊かなんです。
『極貧層が、ほぼいない』と言われている日本。
それだけ医療・治療を受けれる人が
世界から見ると多いんですって。
さてさて。
前置きが長くなってしまいました(;’∀’)
本題へと進みましょう。
今回は、日本も踏み出した
『アビガン』という薬について
調べてみたので
宜しければ、このまま最後まで
ご覧ください。
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『アビガン』ってどんな薬?
『アビガン』とは、一般名で『ファビピラビル』といい
抗インフルエンザウイルス剤です。
https://www.huffingtonpost.jp/
インフルエンザの治療用として、
6年前に日本の製薬会社が開発した薬です。
しかし、この薬。
妊婦さんは飲めないんです((+_+))
動物実験の段階で、胎児に副作用があると
事例が報告されていることから、
妊婦への投与は不可となっています。
その副作用の事例というのも
’初期胚の致死及び催奇形性が確認されている’
と報告されているので・・・。
かなりの副作用ですよね。
妊娠の可能性がある方も、投与前に妊娠検査で
陰性であることが確認できないと投与不可。
投与後であっても、7日間は避妊するように
パートナーと徹底してください!
ってくらい、危険なんだそうです。
そして、母乳の中にも移行するため
授乳も中止することになります。
ちなみに、これは女性側への話ですが
男性も他人事ではありません。
精液中に移行するので、
投与期間中~投与後7日間までは
絶対!避妊すること。
妊婦とは性交渉自体をNG!
と、しています。
国がGOサインを出さないと
一般的には処方されない薬で
ほかに効く薬が見当たらない感染症が発生し、
国が使用する判断を持った場合のみ
投与されるそうです。
中国ではすでに治療薬へ
中国では、すでに臨床研究の結果を
公表していて、治療薬の1つとして
使用していく方針となっています。
北京で17日開かれた記者会見で、科学技術省生物センターの張新民主任は、国内の2つの医療機関が行った臨床研究の結果、日本の製薬会社が開発したインフルエンザ治療薬「アビガン」、一般名「ファビピラビル」に、新型コロナウイルスによる肺炎などへの治療効果が認められ、明らかな副作用もみられなかったと述べました。
320人の患者を対象に臨床研究を行い、
『アビガン』を投与しなかった場合は
陽性から陰性になるまでの平均が11日。
投与した場合は4日だったといいます。
肺炎の症状改善も、
投与しなかった場合が62%
投与した場合は91%と高かったそう。
『安全性が高く、効果も明らか』
『正式に推奨する』と発表され
使用を勧めていくと同時に、
日本の会社とライセンス契約を結んでいる
中国の製薬企業が、中国政府からの許可を得て
量産可能な体制もとっているそうです。
日本も臨床研究を開始した
中国で効果があったとされて、
日本でも臨床研究が始まりました。
日本では、国が200万人分を備蓄していて
この備蓄分から臨床研究に踏み込むことに。
臨床研究を開始したのは
愛知県の藤田医科大学病院などです。
研究に参加する全国の医療機関と会議をし、
投与の計画や、採取キットの準備など
話を進めているそう。
ウイルスに感染し、軽症・無症状の
およそ80人を対象としているそうで
ウイルスの量が減るのか、比較するとのことです。
この研究結果によっては
有効な治療薬として
感染で苦しむ人や、そのご家族も
救うことが出来るんですよね。
感染に怯えている人たちにも
勿論、安心感を与えることもできる。
そこから、量産なのか
または元に別の薬が作られるかもしれません。
まとめ
- 『アビガン』ってどんな薬?
- 中国ではすでに治療薬へ
- 日本も臨床研究を開始した
今回は新型コロナウイルスに
有効かもしれない薬『アビガン』について
お話させていただきました。
他にも、有効か??
と言われている『レムデシビル』という
薬などもあるのですが。
実際に今動き出そうとしているのは
この『アビガン』になりますね。
胎児への副作用が大きい薬なので
妊婦さんや出産後のお母さんには
ある意味、恐ろしい薬かもしれません。
そこは、今後どのように医療界や
国が対策をしていくのか。。。
また、他にも情報が出てきたら
このように記事にしていけたらよいなと
思います。
最後までご覧いただき
ありがとうございます。
では、また('ω’)