次亜塩素酸水が危険ってどういうこと?!殺菌・消毒に有効なんじゃないの?
こんばんは!('◇’)
新型コロナウイルスの感染予防として
殺菌効果があるとされる
次亜塩素酸水をご存じですか?
自治体からの無料配布や、
各メーカーからも販売され
今現在お手元に持っている!
むしろ、毎日使ってるよ!!
という方も多いことでしょう。
しかし、この次亜塩素酸には
危険も潜んでいたというのです・・・。
次亜塩素酸水が危険ってどういうこと?!
殺菌・消毒に有効なんじゃないの?
と、私の気持ちをそのままに
題させていただきました(笑)
よろしければ、最後まで
一緒に勉強してみましょう!
では、スタート!!
次亜塩素酸水って何?
まずは、この次亜塩素酸水って
そもそも何なのか。
次亜塩素酸水(じあえんそさんすい)
Hypochlorous Acid Water
2002年に食品添加物(殺菌料)として
指定されています。
10~80ppmの有効塩素濃度を持つ
酸性電解水に付けられた名称。
「ppm」とは「parts per million(パーツ・パー・ミリオン)」の頭文字をとった言葉で、「ピーピーエム」と呼びます。またppmは「g(グラム)」や「L(リットル)」などの”単位”ではなく、「100万分の1」という”割合”を表す言葉です。
ppmは%(パーセント)と同じように使います。ppmは百万分の1を表しますので、100万ppmが100%と等しくなります。(ですので、ppmの上限値は100万です。少量を表すための表現ですので、100万ppmという使い方はまずしませんが)。
- 10%…10万ppm
- 1%…1万ppm
- 0.1%…1,000ppm
- 0.01%…100ppm
- 0.001%…10ppm
- 0.0001%…1ppm となります。
食品加工等の分野において洗浄、
消毒用途として使用されるもので
よく聞く次亜塩素酸ナトリウムとは
異なるものです。
※次亜塩素酸ナトリウムは
次に紹介しますね(^^)/
次亜塩素酸ナトリウムとは?
続いてよく似た名前の
次亜塩素酸ナトリウムも
紹介します。
次亜塩素酸ナトリウム(じあえんそさんナトリウム)
sodium hypochlorite
主に上水道やプールの殺菌に利用されたり、
液体の塩素系漂白剤や殺菌剤として
使用されています。
(洗濯用・キッチン用・哺乳瓶の殺菌など)
混ぜるな危険
と、表記されているものが
一般的に販売されてますよね?
この次亜塩素酸ナトリウムと、
トイレ用洗剤などで多い塩酸などの
強酸性物質が混ざると・・・
黄緑色の塩素ガスが発生します。
この塩素ガスはとても危険で、
浴室で洗剤を混ぜてしまったことで
死亡する事故も起きているそうです。
他にも、調味料の酢や、クエン酸、
炭酸を多く含むような物質と混ぜることも
危険なので注意が必要です。
こういった次亜塩素酸ナトリウムを
使用する場合(お風呂掃除やハイターなど)
しっかり換気をして、必要以上の量を
使用しないということが大切です。
似たような名前だけど・・・
紹介した二つは
似たような名前ですけど・・・
次亜塩素酸水・・・酸性
次亜塩素酸ナトリウム・・・アルカリ性
という違いがあります。
次亜塩素酸水は、
塩酸や、塩化ナトリウム水溶液を
電気分解することで作る
【電気分解方式】と、
次亜塩素酸ナトリウムと塩酸などを混ぜ
酸性に調整して希釈した【混合方式】
という2つがあるそうです。
難しいですね(;’∀’)
どちらも次亜塩素酸を主成分として
作られているものですが、
全くの別物というわけです。
『危険』と『安全』
次亜塩素酸ナトリウムは危険
次亜塩素酸水は安全
という、情報がネットでも
相次いでいるそうです。
しかし、その認識は危うい!!
次亜塩素酸ナトリウムの商品は
先ほども載せたように【混ぜるな危険】
という危険性が示されています。
なので、実際に使用する時には
自ずと気を付けて、注意しながら
使用しますよね?
ちゃんと裏面などの使用方法に沿って、
正しく使おうとするはずです。
しかし、次亜塩素酸水に関しては
食品添加物に指定されているため、
【安全なもの】という認識が
先立っていませんか??
確かに食品の殺菌に用いられるので
『口の中に入っても問題ないんじゃない?』
などと考えがち。
ただ、この次亜塩素酸水。
最終食品の完成前に除去される場合、
安全性に懸念が無いと考えられる
ということが、示されているんです。
ということは、口に入れる前には
成分が消えていなければいけないんですね。
ダメ!危険!な使い方に警告
殺菌や消毒用として名前が
知れ渡ったこの次亜塩素酸。
実際に除菌スプレーや、
空間除菌の商品も多数。
この感染ウイルスにかからないために、
私たちがまず思い浮かべることが、消毒。
徹底しようという心がけから、
間違った使い方をしてしまう例が
あるそうです。
それが、加湿器で噴霧
やったことありますか?
というか、よく思いつきましたね!
私は初めて知った情報でした。
この次亜塩素酸水を加湿器で噴霧させ
空間や自身を除菌・殺菌するために、
口コミで広がっているそうな。
とっても危険だそうです。
空気中に漂わせることで、
口や鼻を通して体内に吸収されます。
次亜塩素酸水に含まれている塩素は、
生きているものを殺すもの。
つまり皮膚や体内の粘膜を破壊してしまいます。
”身体の中に入っても大丈夫♪”
という高い殺菌力を持った消毒剤は
存在していないということ。
ウイルスを殺すということは、
人体にも有害だということ。
消毒用のアルコールを
何度も使用していると
手が荒れたことありませんか?
そう!そういうことなんです。
実際に、空間噴霧による
健康被害とも捉えられるような報告が
消費者からの事故情報データバンクへ
届いているそうです。
自ら吸い込んでしまう危険な行為は
しないように、気を付けましょう。
有効性は未確認
続いては、次亜塩素酸水が
新型コロナウイルスに有効なのか!
実は、この有効性については
検証している最中で・・・
現在はまだ効果が確認できてない段階。
なんでも、この次亜塩素酸水。
化学的には不安定な水溶液なのだとか。
日光が当たらないところで保管する
という保管方法を、守ったとしても!
時間の経過とともに効果が失われる。
そして、不純物が入ってしまうことでも
そのように効果が無くなるものだそうです。
1番怖いのは、『ウイルスに効く』という
情報に振り回され、”これで安心!!”
と、消毒が出来ている”つもり”になっていること。
消毒さえしていればOKではなく、
併せて手洗いやうがいを徹底しましょう。
まとめ(あとがき)
- 次亜塩素酸水って何?
- 次亜塩素酸ナトリウムとは?
- 似たような名前だけど・・・
- 『危険』と『安全』
- ダメ!危険!な使い方に警告
- 有効性は未確認
今回は私の疑問、
次亜塩素酸水が危険ってどういうこと?!
殺菌・消毒に有効なんじゃないの?
について書かせていただきました。
次亜塩素酸水と
次亜塩素酸ナトリウムの違い。
そして、安全というわけではないこと。
危険な使い方などが
参考になりましたでしょうか。
特に、加湿器での噴霧。
とても危険なことだとわかりましたね。
医療現場では原則として、
人がいる空間で消毒液の噴霧はしない。
安全だと分かっていて、効果があるなら
とっくに医療現場でも行っていますよね!
安全面を考えて、確立されてない消毒方は
無効と考えるのが第一です。
ここまで書いておきながら、
結局人と接触しないことが
一番の予防なのかな・・・
と思っている次第です(-_-;)
よき情報を見つけたら、
また更新させていただきます('◇’)ゞ
最後までご覧いただき、
ありがとうございました。
では、またの記事で。